伊藤正哲校園長

新条広場ができるまで
2001年

新条広場建設当時在籍 伊藤正哲校園長談 どこもかもが都市化が進んでいく中で、各校区にたとえ1ヘクタールずつくらいでも、大人の責任として子ども達に自然の緑の地を返してやりたいという私の思いである。折しも学校に隣接した2100平方メートルの土地が出現した。これを見逃すには忍びない。そういう大人たちが心を通わせ合い、子どもと一緒に汗を流し、何もない全くのその更地に、校区でたった一つの小さな溜め池である新条池、校区で最も標高の高い新条山、地域の先輩と子ども達とで花や野菜を育てる新条花菜園が誕生した。この小さな土地全体がビオトープとして、命と心の交流に輝く緑の地でありたいとの願いだ。今は、単に穴を掘って、土を盛ってとの感が否めない様相であるけれども、まさに土台である。しかし、やがて、雑草と雑木の緑がもっと増え、もっと育ち、もっと繁る。そして、虫が遊び、カエルが鳴き、小鳥が飛び交う。10年経ち、20年経ち、この新条広場は地域の小さな里山になっていく。本当の値打ちはこれからだ。

完成セレモニー

新条広場実行委員会での会合

新条広場ができる前の様子

作業前の広場

土が固く作業は難航。お父さんたちが、会社で穴を掘る機械を借りてきてくれました。


今の新条広場

完成直後の新条広場

ようやくビオトープらしくなってきました。

固い土との格闘 休日を利用して大勢の人々に協力していただきました。

粘土を貼って 水漏れ防止